2018-08-12 12:00

「第2回中高生のための読み聞かせボランティア講座」レポート

投稿者:admin

猛暑のなか8月2日(木)、3日(金)の二日間に渡り「中・高生のための読み聞かせボランティア養成講座」を開催しました。

参加者は中学1年生から高校2年生までの5名。
誰かに絵本を読んでみたい、親に勧められて、ボランティアをする際に活かしたい、等々、
参加理由はそれぞれでしたが絵本好きという点では一致しており、
開講前、会場にズラリと並べておいた絵本を前に、「この絵本のここが好き」と絵本談義が尽きず、少々遅れて講座がスタート。

まずは、持参した“読みたい絵本”と共に自己紹介。
お互いの距離をほんの少し縮めた後、早速、読み聞かせとはどういうものかという話から入り、
読み聞かせに向く本、向かない本をたくさんの絵本を例に挙げながら解説していきました。

絵本についてもう少し深く掘り下げて伝えることができなかったという反省点もありますが、
みなさんとても熱心に耳を傾けメモをとっていて、
講師が一番伝えたかった「選書で大切なことは、自分で読んで楽しいと思う絵本であること」はバッチリ伝わったと思いました。

1日目、本をきちんと持つ

午後の講義はおはなし会からスタート。
童心にかえったつもりで「ただただ楽しんでください」と前置きしましたが、
読み聞かせの技術やプログラムの立て方を参考にしてもらうねらいもありました。
テーマは「夏休みの一日」。
対象は小学1年生。場所は小学校の教室という設定です。

プログラムは以下のとおり。
1.(手遊び)ひげじいさん
2.(絵本)『よあけ』ユリ・シュルビッツ/作・絵 瀬田貞二/訳 福音館書店
3.(絵本)『トマトさん』田中清代/作・絵 福音館書店
4.(手遊び)三ツ矢サイダーの歌
5.(絵本)『まほうのコップ』藤田千枝/原案 川島敏生/写真 長谷川摂子/文 福音館書店
6.(絵本)『めっきらもっきらどおんどん』長谷川摂子/作 ふりやなな/絵 福音館書店
7.(わらべうた)さよならあんころもち

おはなし会で楽しんで(?)もらった後はいよいよ読み聞かせの技術と実践です。

まずは、用意した新しい絵本に開きぐせをつけるところから始めました。
みなさんが丁寧に時間をかけて開きぐせをつけていく様子からも、本を大切にする気持ちが伝わってきてうれしくなりました。

その後、ふだん聞きなれない「天・地」「小口」「のど」など本の各部の名称や左綴じ、右綴じの違いもしっかりと頭に入ったところで、
持ち方、ページのめくり方、読む体勢など実演を交えて具体的に話を進めていきました。

そして、「『自分が読んで楽しいと思う絵本』を、心をこめて読んでください」とだけ付け加え、
一人ずつ前に出て読み聞かせをしてもらいました。
選んだ絵本は自分で持ってきたお気に入りの本を「本の選び方」の講義を聞いて、こちらで用意した本に変更した人もいました。

練習時間が短かったせいか、ページをめくる際に腕で絵が隠れてしまったり、
文章を読むのに一所懸命になり、絵本が上向きになったり、聞き手に視線が行かなかったりと改善する点はたくさんありました。

それらを修正するアドバイスを一人一人にし、また、本番と同じスタイルでくりかえし声に出して読み込む大切さを伝えたところ、
全員が読みきかせをする本を、翌日に備えて家に持ち帰りました。

「しっかり準備!とにかく練習」って言い過ぎましたかね?(反省)

2日目、発表の様子

二日目は、プログラムの作り方の講義の後、テーマや対象年齢を設定し、昨日選んだ本に新たに1冊を加え、プログラムを考えての発表。

発表前の練習では持ち方や立ち位置を自分なりに考え、わからない所はすぐに質問し、
講師が言っていたちょっとしたコツを忠実に守ろうとする努力の跡が見られました。

特に感心したのは、その絵本の楽しさを伝えようとページのめくり方をそれぞれが工夫していた点です。

例えば、展開を考えて次のページの分を少し読んでからめくる。
ゆっくり、素早くと緩急交えた間の取り方をしてみるなど、短い時間で良くここまで吸収した!と驚きました。

それともう一つ、高校生の組んだプログラムで、対象年齢やテーマを考えた選書には、なるほど!!とうならされるものがありました。

発表も素晴らしく、指摘された点は改善が見られ、
しかも各人の持ち味が出た読み聞かせになっていましたので、みんなに最優秀賞をあげたいと心から思いました。
実際に投票の結果も僅差でした。
(保護者の皆様にも投票にご協力いただきました。ありがとうございました)

その僅かな差は、いかに楽しんで読み聞かせをしたかどうか、聞き手に伝わってくる楽しさの度合いの差だったのではないかと思いました。

2日目、発表の様子

参加してくれたみなさん、今回の講座をきっかけに、さまざまな場所で自信を持って読み聞かせ活動をしてくださいね。

中・高生が一所懸命、何かに取り組む姿にさわやかな感動を覚えた2日間でした。
どうもありがとうございました。

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