2008-11-08 23:54

チョンケグリ(あおがえる)

投稿者:深田

ハングル絵本の読み聞かせができないかと考えていたちょうどその頃、韓国・朝鮮の人なら誰でも知ってるポピュラーなお話「チョンケグリ」を原語で読むイベントがあると聞いて、8月、逗子の文化会館に出かけた。「チョンケグリ」の絵本は、日本語版とハングル版とが同じ絵で発行されていて、その画家、朴民宜(パク・ミニ)さんがハングルで1ページ読むごとに、別の人が同じ内容を日本語で読み、その後に音楽がちょっと入る…を繰返して、一つのお話を30分かけて読むという構成だった。

 カエルの男の子はわんぱく坊主でへそ曲がり。お母さんの言うことの反対ばかりをする。お母さんは心労のため床に臥せ、ついに息を引き取ろうというとき、息子に「私が死んだら、川岸に埋めておくれ」と言い残す。本当は山に埋めてほしかったのに、息子の行動を見越しての遺言だった。けれど息子は「お母さんの最後の頼みだけでも聞いてあげよう」と、川岸にお墓をつくってしまった。そして、雨が降って川が増水する度、お墓が流されやしないかと心配して、クァックァッとチョンケグリが声をあげて啼くようになったのです、というお話。

 ストーリーは子どもにも面白い内容だし、朴民宜さんの絵はユーモアがあって、カエルの男の子が柳の枝にしがみついて涙を流している絵など、実に可愛い。この本で読み聞かせをしてみたいという思いを膨らませて帰ってきたのでした。

 それから2か月。スタッフで練習をし、10月末に東中野図書館のお話会で読みきかせを実施。スタッフ3人で、平山和子作「くだもの」のハングル版、「あかいきしゃ はじめてであうハングルの絵本」、「チョンケグリ」の3冊を読みました。聴衆は、幼児~小学校低学年くらいの子どもでしたが、珍しいのか?ものすごーく真剣に聞いてくれました。
 練習にあたっては、朴民宜さんに原語読みの添削をしていただきました。ありがとうございました!

日本語版『あおがえる』
文:李錦玉 絵:朴民宜
1996年、朝鮮青年社発行、1553円+税 ISBN978-4-88522-042-5

ハングル版『チョンケグリ』
ISBN978-89-8428-310-7

『あかいきしゃ はじめてであうハングルの絵本』
絵と文:パクウニョン 訳:おおたけきよみ
2004年、アートン発行、1500円+税 ISBN4-901006-83-5

ハングル版『くだもの』
平山和子さく 1994年 ISBN89-7094-037-5

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