10月の研修「出版をめぐる新しい動き」の報告
10月の研修は30日(金)午後6時30分から2時間、中野区男女共同参画センターにて、
当法人の沢辺副理事を講師に行われました。毎日図書館で本を扱っていても、それを取り巻く出版
については知らない、わからないことがたくさんあります。
世界的な景気低迷が続く中、多分にもれず出版業界の置かれている厳しい状況と、その打開策と
して、現在どのような取り組みがなされているか、具体的な話を聞くことが出来ました。なかでも
国内においては、売り上げの落ち込みや、40%を超える書籍返品率、廃業に追い込まれる書店が
年間1000店舗に及ぶ出版業界の現実に直面して、大手・中堅出版社の「責任販売制」の取り組
み(書店の粗利35%、返金時35%の歩安入帳)は、書店のマージン改善とともに、返品減少の
為の経営努力を促し、新しいビジネスモデルの手段として、この先の展開が期待されるものと思い
ました。
また、インターネットの普及により、出版業界においても、紙媒体と同時に確実にデジタル化が加
速していくなかで、日本の出版業界はどのような動きを見せるか、図書館との発展的関係は? について、問題は
山積するものの、地域格差による情報の偏在解消に向けて、確実に歩が進められていることを感じ
ました。図書館の現場に従事する私たちもさらなる情報収集と創意工夫が求められています。
(文・喜多まゆみ)
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